「清坐奏楽」の野菜料理教室が3回目を迎えた
7月24日の梅雨明けを期待させる水曜日、野菜を学ぶ×味わう料理教室「清坐奏楽」に第3回が開催されました。
今回のテーマ野菜は「ズッキーニ」
ズッキーニは受粉のタイミングで雨に当たってしまうと形が崩れたり、破裂したりととても水気に繊細な野菜なのだそう。
今年は特に梅雨らしく雨が多く、実はギリギリまで収穫できるか分からない状況でしたが、なんとか間に合わせていただきました!
今回は日々の農家さんのご苦労がうかがえる回となりました。


そんな中でピンチヒッターとして今回は急遽もうひと野菜「馬鈴薯」も一緒に登場。男爵、メークインなどのお馴染みの品種から、シャドークイーン、サッシ―など聞きなれない品種などなど5種が登場しました。


7月24日は二十四節気七十二候「大暑 初候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」です。
フードカルチャールネサンス鈴木さんが、今回もこの季節ならではの風物詩をレクチャー。
昔から神聖な木とされ、500円玉硬貨にも刻まれていたり女の子が生まれると庭に2本桐の木を植えて、お嫁に行くときにそのうちの1本で箪笥を作って嫁入り道具に持たせた…なんてお話も、桐にまつわるエピソードを織り交ぜながら話してくれました。


そしてテーマ野菜のズッキーニのお話
ズッキーニというと、真っ先にに細長いきゅうりのような形が思い浮かぶと思いますが、じつは丸かったりUFO型だったり様々な品種がありました!
(準備の時間、HASEがテーブルにあったズッキーニを指し「シェフこれなんですか?」「ズッキーニ」「これは?」「ズッキーニ」「こっちは?」「ズッキーニ(やや強め)」というやり取りをし、その1分後に別のスタッフが来て「シェフ、これなんですか?」「ズッキーニ」「こっちは?「(だから)ズッキーニ!」というループをしたのはここだけの話)

品種によって特徴が異なり、各品種によっておいしくいただける料理法も教えていただきました。
さて今回のレシピは…
◆ジャガイモのマセドワーヌ 柑橘のヴィネグレット
マセドワーヌとは日本語にすると「さいの目切り」のこと。約 1cm 角の立方体に切った色とりどりのジャガイモや人参をソテーしてセルクル型に詰め込み、柑橘の甘酸っぱいソースをかければ、夏が待ちきれないカラフルで爽やかな1品のできあがりです。


ズッキーニのデュクセル
デュクセルとは玉ねぎやマッシュルーム、セロリなどをみじん切りにして炒め水分を蒸発させ、旨みを凝縮させたもの。料理の詰め物やソースのベースなどに使うそうです。
今回はズッキーニをたっぷり使って野菜オンリーながらも食べ応えのあるしっかりとしたサンドイッチの具材になりました。
そのほかランチとして
◆富士宮の萬幻豚と玉ねぎのピューレ ジャガイモの香草焼き
◆白桃のコンポートとムース 赤桃のシャーベット
が加わった4品で皆様の心をお腹を満たしました
次回は11月20日(水)開催です。
季節は立冬初候「金盞香し(きんせんこうばし)」の頃です。


続けてのご参加も、初めてのご参加もお待ちしております!



お申込みは坐漁荘0557-53-1170まで。
ABBA RESORTS IZU - 坐漁荘さんがグループ料理教室「清坐奏楽」でアルバム「清坐奏楽7月24日 大暑・桐始結花」に貢献しました。
【メニュー】
- ジャガイモのマセドワーヌ 富士山サーモンのマリネを添えて 柑橘のヴィネグレット
- ズッキーニデュクセルのベジサンド
- 富士宮の萬幻豚と玉ねぎのピューレ ジャガイモの香草塩釜焼き
- 白桃のコンポートとムース 赤桃のシャーベット